葬儀社が顧客を獲得する方法と戦略

葬儀社は顧客の獲得方法を考えなくてはいけません。葬儀社の宣伝ほど
難しいものはありません。他の業界と違って「今月中にお亡くなりにな
られたら、葬儀施行費用を3割引で行えます」などと宣伝したら、消費
者の怒りを買うでしょう。人が亡くなり、初めて利益につながるという
複雑な業種なので、顧客の神経に触るような宣伝は決してできません。

一般的な葬儀社の顧客の獲得方法としては、口コミや紹介が主体。地道
な商法ですが、信頼を勝ち取ることが大切な業種なので、一番効果があ
る方法。顧客の満足するような葬儀を施行すれば、葬家(葬儀を行う家)
は「とても丁寧で親切で良心的な葬儀屋さんだった」と親族や知人に話
をします。

するとその人たちの中で不幸があった場合、「その葬儀屋さんを紹介し
て欲しい」ということになります。そしてまた顧客の満足のいく仕事を
していけば、またそこの葬家が他へのつながりに導いてくれます。そう
して選んでもらった葬儀社の方も、一つ一つの葬儀を丁寧に請け負いま
す。本来、葬儀社とはそうあるべき。

他にも葬儀社は、顧客獲得のために様々な工夫をしています。インター
ネットを活用しての顧客獲得は今や当たり前となっています。多くの人
に情報を発信できるのですから、便利な方法と言えるでしょう。しかし
まだまだ自社のホームページを持たない葬儀社も多く、またホームペー
ジを持っていたとしても、チラシやパンフレットの内容をそのまま載せ
ているだけの業者もあります。

一方通行の情報発信では閲覧はできても、顧客とのコミュニケーション
は取れません。ネット上で葬儀の相談に乗ったり、シミュレーションで
見積書を作成できる業者も存在しますが、まだまだ全体ではIT化は進
んでいません。

またネット上での作業は優秀でも、実際の葬儀の施行となると、お粗末
極まりない場合もあるので、顧客は気をつけなければいけません。ネッ
トの担当者と葬儀を施行する担当者が違う場合も多いのです。

また顧客を得るために、イベントやセミナーなどを開催する葬儀社も増
えています。葬儀の事前相談会や説明会、そして棺の展示会やお清めの
料理を提供し、試食会までやっている葬儀社もあります。葬儀社によっ
ては毎年、チャリティーバザーなどを催したり、人形供養の日を設けた
りと、地域の人との親交を深めようとしています。

また会館(斎場・式場)の見学会なども開催。葬儀場には親族や知人の
葬儀以外では、なかなか足を運ばないもの。また縁起が悪いと思う人も
いるようです。

しかし一度でも葬儀以外の時に式場を訪れると、葬儀の時には悲しみで
見えなかったものが見えて来ることもあります。そして設備なども冷静
に見学できます。事前に葬儀場の広さや使いやすさ、交通の便などを確
認しておくと、いざという時にすぐに葬儀のイメージが浮かぶようにな
るので、機会があれば見学はしておくと良いかもしれません。

また気になることや質問などにも丁寧に答えてくれます。葬儀社もまず
は消費者との距離を縮め、コミュニケーションを取ることを目的として
いるため、分からないことはどんどん聞いて、良い葬儀社を選ぶための
勉強の場だと思いましょう。

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