最初に自分が遺言書を書く意味とは!?

遺言書は相続問題のトラブルを避けるために必要な手続きです。しかし相続人(子供)がどれほど理解していたとしても、被相続人(親)となる側が無関心では相続でもめない対策を実行に移すことはできません。

ですからまず、親に遺言書を書いてもらうために子供ができることを考てみましょう。

まず最初に絶対やってはいけないことは、親に向かって単刀直入に「遺言書を書いてくれ」などと切り出すことです。

そもそも遺言書とは、死んだ後に必要となるものです。それをいきなり書いてくれと子供から言われれば、親は子供が自分の死を望んでいるのかと、曲解しかねません。

遺言書を作成する時は、否が応でも「自分の死」というものを直視しなければなりません。その重圧を親に強いることになるのですから、細心の注意をする必要がありますそこで親に遺言書を書くことをお願いする前に、自分自身の遺言書を作ってみることをおすすめします。

遺言書をつくるには、まず自分の全ての財産を把握しなければなりません。それは意外に大変です。そこでまず財産目録を作成するとよいでしょう。金銭財産、有価証券、不動産などですが、財産はプラスだけではありません。ローンやクレジット、未払い金などのマイナスの財産も明記しなければなりません。

そして金銭財産ならまず銀行貯金が代表です。銀行名や支店名、口座番号、口座の種類などを記載します。不動産なら土地と建物に分けて考えます。土地は所在や番地、地名、面積など、建物の場合は所在や家屋番号、種類、建坪などわかる限りの事を調べて記載します。

このようにまず財産の把握だけでも多岐多様になりますが、その他にも被相続人として相続人に望むことは、自分の財産を大切に使ってほしいという気持ちも当然あります。

また自分が死んだ後に、家族がどれほど困ることかなど死後の家族の行く末に悩んだりすることもあるでしょう。

「こうしておけばよかった」と、家族のためにやるべきであったことが山のように残されていることを痛感する。自分の死に関する様々な思いを相続する立場の子も自覚するのは大事なことです。

自分が遺言書を書くことで、親が遺言書をつくる時の複雑な心境を理解できる。それは親に無神経なお願いをして親を傷つけないために大変意味のあることだと思います。

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