悪徳葬祭業者の車に乗ったらそれが最後・・・

悪徳葬祭業者の日々の工作が成功し、警察や病院関係者の気配りで霊安
室の死体と遺族と初対面の場に呼ばれることになりました。さて、ここ
からが葬祭業の見せどころです。

最初に、哀しみにくれる遺族を前に、なんとなくお悔やみ申し上げます
の様な雰囲気を作り出し、当たり前の様に「お車を準備しております。」
と遺族を自分の遺体輸送車へ導き出します。これらの作業を当たり前の
ように出来るようになれば立派な葬祭業者です。

これらの時点で遺族の大半は、霊安室という特別な場所に同伴してる葬
祭業者が何かの関係者だと勘違いしています。そうでなくても遺族は身
内が亡くなって気が動転しています。また霊安室という奇妙な所から早
く退きたいという心も働き、大抵が謎の立会い人になすがままに従うそ
うです。

葬祭業者が得意げに話すには、「絶対死体を輸送車に乗せることが肝心。
万が一、葬儀の約定が結ばれなかったとしても、数十万の死体輸送料を
取ることが出来るからね。約定を結ぶに越したことはないけど、取れな
かった時には適当に言って普通の何倍もの費用を取ればいいだけさ。ど
ちらにしろ、これらが儲けの始まりなんだしね。」

重ねて言いますが、葬祭業者は無法地帯です。ちゃんとした費用なんて
ありません。その時の状況で輸送量も大きく変わります。それは葬祭業
者の気分しだいと言っても過言ではありません。

死体を遺族の家に運ぶ道から車内では遺族との相談が始まります。しか
し身内が亡くなって間もないので、まともに答えられるわけはありませ
ん。それが葬祭業者の狙いでもあります。だって普通の人が身内の葬儀
に携わるのは30年に1回と言われるほど希なこと。それくらい普通葬
儀なんて慣れないもので、それが喪主だったら尚更初のことで混乱して
しまうでしょう。

そんな場合、テキパキと事を進めて輸送車を運転する葬祭業者が頼もし
く見えてしまうでしょう。その心情を見越していて葬祭業者は優しく語
りかけます。「心配はいりませんよ。葬式の件は私どもにお任せくださ
い。」と・・・。

このような時に、葬祭業者の持ちかけた相談に反対する遺族などまずい
ません。たとえ断ったとしても、後に数十万円もの法外な輸送量を請求
されてしまいます。ですから、どっちに事が進んでも死体を悪徳葬祭業
者の車に乗せてしまった時点で、遺族は餌にされてしまうのです。

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