葬祭業界唯一の資格「葬祭ディレクター」とは

ここまで悪徳葬祭業者が野放しになっていると知れば、葬祭業者界がま
ったく信じられなくなる方もいらっしゃると思います。「それじゃ私の
身内が死んだらどこに頼めばいんだ?!」と腹を立てているいる人もい
るかもしれません。

そんな業界内部で、このままじゃいけないとばかりに、料金が割高にな
る原因の警察や病院との馴れ合いを断ち切る業者や、事前に見積もった
料金以外は受け取らないといった、生真面目な業者も少しづつ増えてき
ています。

そんな業界の綺麗な流れを受けて誕生したのが、公共資格の「葬祭ディ
レクター」、技能審査協会です。

これは厚生労働省が認定し、葬祭業者で働く人の技能向上を目的とした
資格で、1・2級合わせて約18000人が認定されています。しかし
不安な気持ちは拭えません。というのも、この資格は葬祭業者当事者に
取得の義務がない上に、私たちが気になる悪徳業者か否かを見極める手
段にはならないからです。

葬祭ディレクター資格というのは葬儀の運営や設営の知識レベルを判断
するものなので、残念ながら良い営業を続けている葬祭業者に与えられ
るものではありません。

とある悪徳葬祭業者の中には「あんな資格僕らの中では必要なんかない
し、意味などない」と吐き捨てる者もいました。その他の悪徳葬祭業者
も受験の予定はないと語ります。「葬祭業者っていうのは特別な商売で、
消費者になる遺族が業者を選択するなんてまずないね。警察や病院から
紹介されて、そのまま訳も分からず約定を結ばれるってのがポピュラー
なわけ。つまり取らなくていい資格なんか取る必要なんてないって。わ
ざわざ資格を看板にする必要なんてない」と業界内部には不評。

しかし、こう考えてはいかがでしょうか、わざわざ問題集を買って葬儀
について勉強して、4万程度の受験料を払って取得義務のない資格試験
を受けるという業者に、さほど悪徳な人間はいないと思うのです。

向上心を持って一生この業種で生きていこうという受験者が、平成8年
試験開始以来、約16300人もいた事に、少しでも希望を持たずには
いられません。

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