税務署の目のつけどころはココ!

ある日、国税局の査察官たちが、いきなり大勢で押しかけてきて、家中至るところを調べられ、隠していた金塊が見つかり、愛人宅に預けてあった銀行通帳も押収されてしまう。

税務調査というと、こんな場面が浮んできそうですが、一般的な税務調査はというと、通常2日間、最初は雑談や世間話など穏やかにはじまります。

気にかけなければ何の変哲もない雑談にしか思えない会話なのですが、その実、調査官はそれぞれ意図をもって会話に臨んでいるのです。具体例を挙げて説明します。

まずはじめに、被相続人であるあなたの出生から亡くなるまでの住所地について聞いてきたとします。転居をしていれば、以前住んでいた場所に預金口座がないかどうかを確認されるかも知れません。

そして、あなたの職歴について聞いてくれば、これまでの総収入の概算金額を割り出し、申告財産が妥当なのものかどうかをチェックします。

また、相続人自身の職歴も聞いてくるでしょう。収入に比して預金や財産が多い場合は、贈与されたものと判断されることもありえます。

雑談を装っていますので、あなたの趣味を尋ねてくることがあったとしても、別段不思議に思うことはないでしょう。ただ、調査官はあなたの趣味や性格などの情報をもとに、高額な美術品・骨董品やゴルフ会員権のような財産がないかを詮索しているのです。

そして、あなたが亡くなった当時の状況も聞かれるでしょう。長期入院や手術を受けていたのなら、その費用がどこから出ているのか、亡くなる直前に預金が引き出されていれば、その使途などを確認してくるでしょう。

このように他愛もない世間話や雑談に思えても、調査官との会話の裏には、本来の意図が隠されているのです。

さらに、調査官は会話からだけではなく、自分自身の目を使っての情報収集にも努めているのです。

高額な絵画や焼き物などはないか、また、申告されていない預金などがないかを、銀行や保険会社、証券会社の社名入りのカレンダーや粗品などから確認しています。

当然のことながら、税務調査に入るということは、税務当局にとっては申告内容に不審な点があるということです。

調査の結果、申告漏れが指摘されると、適正に申告していれば支払う必要のなかった追徴金を支払わなければならなくなります。そうならないためにも、事前に対策をしておくことが必要となります。

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