経済産業省認可互助会葬儀業者は何を認可されているのか

互助会系葬儀業者のパンフレットを見たことがありますでしょうか。お
そらく「互助会は経済産業省の認可で」「当互助会は経済産業省の厳し
い審査を受けた後に認可された」などといった文章を目にしたかと思い
ます。

「経済産業省認可」と聞けば、多くの人は「この互助会は経済産業省の
お墨付きだから安心だ」と思うのではないでしょうか。「経済産業省認
可」の謳い文句は、このような消費者の心理を巧みに利用した宣伝方法
なのです。

では「経済産業省認可」という文章は嘘なのかと言うと、嘘ではありま
せん。しかし、正確な表現とも言えません。実は「経済産業省認可」と
言うのは、経済産業省がその互助会を「葬儀業者」として認可・指導し
ているという意味ではないのです。消費者としては「経済産業省が認可
した良心的な葬儀社」だと勘違いしてしまうのですが、経済産業省が認
可しているのは、「消費者から積立金を集めると言った互助会の行為」
なのです。

互助会は、会員から一定期間、毎月一定の金額を徴収し、会員が葬儀を
行う場合に契約に定める役務などを提供します。つまり葬儀費用を積立
金形式で前払いしている事になります。もし、途中で業者が倒産した場
合、消費者は積立金を丸々損する事になるため、互助会は事前に経産省
から財務内容等のチェックを受け「前払特定取引業者」としての認可を
得る必要があります。

経済産業省認可というのは、前払特定取引業者として消費者から積立金
を集める行為を認可されただけであり、優良な葬儀社として認可された
わけではないのです。しかし多くの互助会は、この消費者の「勘違い」
を利用し、さも経済産業省から「優良企業のお墨付き」をもらっている
かのように宣伝をしています。だからと言って、全ての互助会が悪徳業
者だという訳ではありませんが、中には相当悪質な業者も存在するため、
気をつけなければなりません。

また、互助会が万が一倒産になった場合は、割賦販売法に基づき消費者
の積立金の二分の一は保全されることになっています。つまり積立金の
半分しか返ってこないという事です。互助会葬儀社を利用の場合は、こ
の点も頭に入れてから入会する事をお勧めします。

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