自分の財産について、お子さんに伝えておきましょう

みなさんのご家族は、みなさんが持っている財産についてほとんど知らないと思います。そのためまずは、自分の財産について正確にお子さんに伝えましょう(構成上、お子さんだけが相続手続きをするという前提で進めていきます)。

具体的な財産と言えば、銀行の預金口座、証券会社の口座、土地建物といった不動産、生命保険、ゴルフ会員権のようなプラスの財産と、借金のようなマイナスの財産があります。

この中で銀行の預金口座などは、以前であれば子供が問い合わせた場合、銀行はすぐに答えたものですが、現在は簡単には教えてくれませんし、膨大な書類を提出しなければ口座の内容ひとつ教えてはくれません。このように現在においては、財産ひとつ探すだけで相当な時間と労力がかかるのです。

「自分の死んだ後のために財産の話をするなんて縁起が悪い」とか「不謹慎過ぎる」とか言ったような方は案外多く、相続の具体的な話や遺言書の話をお子さんの方からしようものなら、前述のような言葉が飛んでくることもあるかもしれません。

そういう状態でみなさんが亡くなると、みなさんのお子さんは家中を探しまわり、さらに銀行などの金融機関に問い合わせるなどして財産をいちいち探し回らなければなりません。

例えば預金だったら、通帳が残っていれば良いのですが、原則通帳が無いネット銀行などを利用されていたなら、お子さんが財産を探し当てるのはほぼ不可能。

もし正確な財産が分からない場合は、最悪お子さん同士がもめて収拾がつかなくなる事もあるのです。

お子さんも、みなさんの過去の収入や現在の生活状況から、ある程度どれくらい財産があるのか推測できます。しかしみなさんが他界された時に、お子さんが推測していたより財産が少なかった場合、仮に預金が5000万円残っているだろうと推測していて、現実には1000万円も残っていなかったらどうなるでしょう。

お子さんたちは、「もっと財産が残っているはず」と考えたり、「兄弟のあいつが、財産をどっかに隠したんだ」と思ったり、「きっと誰かが、生前に財産を使ってしまったんだ」と疑心暗鬼になったりする可能性があります。

このような不毛な争いを避ける為にも、みなさんが元気なうちに、自分の財産の正確な額をお子さんに伝えるようにしましょう。

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