遺産相続について口を出す配偶者への対処法

コミュニケーションが大切だと言った後に矛盾してしまうかもしれませんが、財産を分けるとき、逆にコミュニケーションが争いの原因になってしまうこともあるのです。

例えば、子ども達の間で穏やかに話し合いが続いている途中に、一人の態度が突然変わり、権利を主張することがあります。こういう場合は突然そう思い、言い出したことではなく、配偶者による意見や助言だったりします。このようなケースが多いのも事実。

自分の夫(妻)が親の財産を相続することになったときに、話を聞くと夫(妻)がもらえる財産はわずかであるらしい。と知ってしまったら「もらえるものをもらえないのは、貧乏くじをひいているようなものだ」と感じ、相続人の配偶者が口を挟むようになるのです。

通常、配偶者は遺産分割の話しに参加しないもの。民法では相続人の配偶者には相続権は認められていないためです。そのため、相続人である夫(妻)に権利を主張させるのです。相続人の配偶者は、親子関係の中に後から加わったものですから、過去ではなく、現在と将来のことを考えて相続を見てしまうもの。

そういう事例はいくつもあり、兄弟姉妹と配偶者に板挟みにされる相続人は辛い立場になります。

親や兄弟姉妹とは、一緒に過ごしてきた絆があり、それを壊したくないという気持ちと、これからも一緒にいようと決めた、配偶者との幸せな家庭を築き上げていくためにもらえる財産は、もらえるものならもらいたい、という葛藤状態。

このような悩みを持っている人に、「話し合いの場に、配偶者を同席さてはいかがでしょうか」と、アドバイスする税理士もいます。

実際に話し合いの場に同席してみると、配偶者の口出しはヤジと一緒で、自分の夫(妻)の立場がわかったことで、口出しをしなくなることも多いと聞きます。目に見える財産だけではなく、故人の遺志を引き継ぐ、理想の相続にするには、当事者たちの心を一つにすることが大切だと思われます。

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