葬儀におけるセット料金はお得と思ったら大間違い

セット料金といいますと、業者さんにもよりますが、「祭壇、お棺、霊
柩車、火葬費用」の四つををさすのが一般的です。葬儀業界ではこの四
つをセットの基本として、何段階かの料金にわけてランク付けします。
たとえば、

A・・・50万円
B・・・70万円
C・・・100万円
D・・・150万円
E・・・200万円
F・・・300万円
G・・・500万円以上

このように、7段階にランク付けされた料金表があったとします。客で
ある遺族は、一般的にどのランクを選ぶでしょう。

たとえば「全体で150万円くらいはかかるだろう」と考えているとし
ます。この場合セット料金以外に、仕出し料理、生花、着付けなどこま
ごまとした出費が加算されていくはずですから、遺族の側は、とりあえ
ずCランクの100万円コースを選ぼうかと思います。

そこで、葬儀屋さんにちょっと打診してみます。「Cコースでと考えて
いるんですが、ふつうはどれくらいかけるものなのですか?」業者は、
最低でもDランクをと考えていますから、「Cコースで十分です」など
と言うはずがありません。

「まあみなさん、ほとんどの方がDコース以上を選ばれますね。もしD
にされるなら特別に祭壇をサービスさせていただきますよ。その分、ほ
かにまわせるので、かなり豪華な葬儀になると思います。」

そこで遺族は、「せっかくだから、多少予算を上回っても、悔いのない
ように十分なことをして送り出してあげましょう」と思うのです。

ところがそこが、業者側の思うつぼで、かなり豪華になるといったって、
まず基準がどれくらいなのか知りようがありませんし、「こんなに違う
のですよ」と写真を見せて説明されても、ああそうかなと思うしかあり
ません。

葬儀が終わってみたら総額200万円近く払っていた、というのがオチ
です。結局のところ、CコースのかわりにDやEコースを選んだところ
で、葬儀の中身にたいした違いはないのです。

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