豪華な祭壇にだまされてはいけません

葬儀代金の請求書を見ると、ダントツに高額な数字が付いているのは、
祭壇料です。ですが、そのことに疑問を持つ人はあまりいないと思いま
す。なぜなら祭壇は、お葬式のメインだから。だれしも故人の写真を真
ん中にすえた豪華な祭壇を思い浮かべれば、「それくらいはしかたない
だろう」と、納得してしまいます。

しかしここで考えてみてください。祭壇が「貸し出すもの」、レンタル
だということを。

もちろん葬儀業者は、かなりの投資をして祭壇の設備を購入しています。
300万円、500万円、あるいは1000万円の祭壇をそろえている
葬儀屋さんもあるかもしれません。多少のメンテナンスや維持費も必要
でしょう。

しかし遺族は、たった二日間借りるのに、祭壇だけで100万円近くの
出費をします。毎日のように葬儀を請け負っている葬儀業者であれば、
投資した祭壇の元を取るのはあっという間でしょう。しかも、丁寧に使
いまわせば、10年や20年は十分役に立つのですから、祭壇はまさに、
無限に金のなる木といえるでしょう。

たとえば葬儀業者は、こまかくランクづけされている祭壇を、客の注文
どおり毎日入れ替える作業をおこなっているでしょうか。入れ替えには
人件費がかかります。ぶつけて傷つくことも多いでしょう。できるだけ
移動を避けたいはずです。

業者によっては、「こちらの手違いで1ランク上の祭壇を用意してしま
いましたが、差額の50万円はサービスさせていただきます」などと出
まかせを言って、客のご機嫌をとり、たいそう得した気分にさせます。

ですが、必ず別のところで、しっかりと利益を上げているのです。

あるいは「祭壇50%値引きします」とか、祭壇の項目をゼロにして見
せて、客を喜ばせたりすることもあるようです。ここで、遺族である客
は、得したと勘違いしてはいけません。

葬儀業者はその分、ほかの項目でしっかり利益を得ていることを、見逃
してはいけません。

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