これって葬儀のセット料金に入ってないもの?

まず、葬儀業界の仕事の内容を知っておきましょう。葬儀屋さんが取り
扱っている業務には、大きく分けて、

1.貸し出すもの
2.販売するもの
3.役務提供するもの
4.手配するもの

の4つがあります。

「貸し出すもの」には、まず祭壇。そのほかに門前装飾、室内装飾、焼
香設備、受付用の机と椅子、テントなどなど。場所によってはストーブ
やじゅうたん、座布団、遠くから来た親戚用の布団一式まで貸し出す業
者もあります。

「販売するもの」の代表格は、お棺です。そのほか骨壷、ドライアイス、
遺影写真、記帳ノート、会葬礼状、返礼品、生花などがあります。

次に「役務提供するもの」ですが、これは、葬儀業者の規模などによっ
て異なります。たとえば、霊柩車を自社で所有していれば、運転手をつ
けて役務提供することになりますが、霊柩車を他社から借りてくる場合
は、手配となります。通夜や精進落しの料理も、自社でまかなうときは
役務提供、仕出し屋に頼むときは手配となるわけです。

「手配するもの」には、まず火葬場があります。火葬場の時間が決まっ
てはじめて葬儀の時間が確定するわけですから、これは大切な仕事です。
僧侶など宗教者の紹介も手配といえるでしょう。おおむね「手配」とは
葬儀業者が自社で所有していないものを、他の業者や人に依頼する場合
のものといってよいでしょう。

たとえば遺体搬送の車、湯灌や死装束の着装、告別式の司会、斎場への
マイクロバス、写真撮影など、葬儀屋さんによって手配している場合も
あれば、すべて自社で行っているところもあるわけです。

ここで、セット料金の基本が、祭壇、お棺、霊柩車、火葬費用の四つで
あることを思い出してください。今あげたこまごまとした借りるもの、
買うもの、手配してもらうもののほとんどは、オプションとしてセット
料金に加算されてくるのです。

葬儀費用が、あっというまにセット料金の倍近くの値段にはねあがるこ
とは目に見えています。セット料金とは、葬儀費用を安く見せるための
方便だということを、覚えておいて損はありません。

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