子ども世代から積極的な親の「終活」を始めましょう

すっかりおなじみになった「終活」という考え方ですが、お墓専門店「株式会社まごころ価格ドットコム」の調査によると、60歳代以上のシニア世代の約50パーセントの人たちが、何らかの形で「終活」を始めているという結果が出ています。

具体的に実践している内容については「生前にお墓を建てておく(決めておく)」が一番多かったそうですが、子ども世代に対する調査でも「親が生前にお墓を建てる(決める)としたら相談してほしい」と考えている人が72パーセントにのぼるなど、親も子も「終活」に対する関心が高いことがうかがえます。

親も子も「終活」の大切さを理解しているのですが、親子で「終活」について気軽に話し合うことはなかなかできないようです。

親が元気な時はなかなか葬儀のことやお墓のこと、ましてや資産・遺産のことなどは話しにくいものです。

でも皆さんが感じている通り、親にとっても子供にとっても「終活」は重要な問題。しっかりと意思の確認をしあい、子供が必要なサポートをすることで、親は安心して残った時間を楽しむことができるのではないでしょうか。

では、親子での「終活」でどんなことを話し合っておけばいいのでしょうか。

まずは多くの人が気にしている通り、お墓について話し合ってみましょう。

今あるお墓に入るのか、それとも新しいお墓を作るのか。お墓については家族の財産でもありますから、一緒にお墓参りに行くなどして、話すきっかけを作ってみてはどうでしょうか。今あるお墓にどんな先祖が埋葬されているのか、今後の墓守の方法など、まずはお墓の成り立ちについてから話を初めて、次第に親自身のお墓の希望へと話を進めていくといいでしょう。

お墓のことで親と「終活」の話ができたのなら、次に葬儀について話題に出してみましょう。

愛する家族の見送りのため、また悲しみの気持ちに区切りをつけるために大切なセレモニーが葬儀です。子どもにとっての親の葬儀は、様々な手続きが必要な大変な仕事。家族葬を希望するのか、どの程度までのお葬式を希望するのか。意外と親の交友関係を知る機会がありませんから、万が一の時に知らせてほしい友人や知人などについても確認しておくと、いざというときに慌てないでお見送りができます。

親の「終活」のなかでも最大の関心事は財産のことでしょう。

お金の問題は、意思疎通がとれていないと、のちのち残された家族内の禍根となりかねない大切な項目。具体的に金額等の話をする必要はありませんので、最低限どれだけの不動産があるか、どんな銀行と取引があるのか、また借財はあるのかを確認しておくといいでしょう。

金額的なことを親が心配しているのであれば、きちんとした遺言書を作ることを提案することも大切。このほか、死後の持ち物の処分や整理の方法、ペットがいればペットの飼い方についての確認も必要となってきます。

意外と見落としがちですが、親が使っているパソコンの情報をどう処分するか、有料サイト等の契約がないかも確認しておくことも大切なことです。

こうして挙げていくと、親子で話し合っておくべき「終活」の項目は多岐にわたります。やはり、確認の内容に漏れがないように、項目ごとに希望をまとめた「エンディングノート」を作っておくのおススメです。

こういった記録があると、葬儀の時にも使えて慌てることがありませんし、気持ちが変わった時でも一度書いた内容を訂正できるので、親にとっても、子供にとっても便利です。

ぜひ親子の会話の中に、「終活」を話題にとりいれてみてください。

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