地域コミュニティに寄せる期待とは

親が年をとった時に、自分で面倒を見られる子供は幸せだ、と思ってください。それぞれの仕事や家庭の事情、住宅事情などで、親の面倒をみたくてもままならない子ども世代は多くいるのです。

離れて暮らす最愛のお父さんやお母さん。子どもなら誰でも、年をとった両親の不安や、暮らしぶりを気にかけないことはできません。

では、事情があって一緒に暮らせない老母や老父を支援するサービスには、どのようなものがあるのでしょうか。まず思いつくのは、有料老人ホーム等の介護施設でしょう。

しかし、環境の整った施設で、自分では箸も持たなくていいほどの満ち足りた介護を受けた結果、本来の健康な体を損ない、歯磨きはおろか自発的な食事もできなくなり、寝たきりになってしまうというという弊害も発生しています。

「自分で生活ができる元気なうちは、人間としての尊厳をもって生活を楽しんでもらいたい」この、子供の切なる思いを叶えてくれると期待されるのが、地域コミュニティだといえるでしょう。

地域コミュニティとは、家族と離れて独居で暮らす高齢者の日々の暮らしぶり見守ってくれるサービスのこと。

新聞配達員などによる人の手や、ネットでつながれた家電サービスなど、深刻な高齢者化社会を迎え、様々な模索や企業展開が始まっています。

すでに地方自治体でも地域コミュニティに力を入れ、ポットを押す回数を検知して、高齢者の無事を確認する電気ポットを貸し出すケースも増えています。

近隣の住民ボランティアが地区の高齢者世帯のドアにお知らせカードを掲出したり、新聞配達員がポストを確認して高齢者の無事を確認したりという、人と人との暖かいつながりが社会を支える時代はすぐそこまで来ているのです。

こういった地域コミュニティは、自治体との共同で効果を発揮しています。昔から言う「遠くの親戚より近くの他人」とは、時代を超えて不変なものなのかもしれません。

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