自分の死後にペットがどうなるかを考えていますか?

核家族社会が進み、家族の代わりにペットを可愛いがる高齢者は少なくありません。

しかし、自分の死後、そのペットがどうなるのか考えたことがあるでしょうか。「父の死後、1人暮らしは寂しいと母が犬を飼い始めたんです。それが形見として残ってしまって苦慮しています」宇都宮市の伊藤忠義さん(47)=仮名の語る話は、決して他人ごとではありません。

自分の住んでいるマンションがペット禁止の賃貸物件であったらどうでしょう。散歩にトイレとひっきりなしの世話が必要だったら、大型のインコのように、自分よりもはるかに寿命の長いペットだったらどうするのでしょう?ペットを飼うには、それなりの条件も手間も必要で、相続したから、可愛いからといっておいそれと飼えるものではありません。

では、自分の死後、ペットをどうするのが一番良いのでしょうか。もちろん生前から家族と良く話し合い、家族にペットを託すのが一番良いことでしょう。

しかし、先に説明したとおり、住宅事情でペットが飼えない世帯も多いもの。自分の死とともに愛するペットも処分する?そのようなことはペットの飼い主として最低の、身勝手な方法でしかありません。

そんな時には、信頼できる人に財産の一部を贈与して、ペットの世話を依頼する負担付遺贈や、信頼のできる人と契約を結んで、財産の一部を契約金としてペットの世話を依頼する負担付死因贈与契約という方法があることを覚えておいて下さい。

いずれの方法をとるにしても、重要なのは信頼できる人を選ぶこと。ペットは自分では飼い主を選べず、また自分自身も死んでしまった後では、ペットが幸せであるか確認をすることはできないのだから・・・。

人一人の命が地球よりも重いように、ペットも大切な命であることに変わりはありません。多少厳しいようですが、命に対して責任をもてないのなら、ペットを飼ってはいけません。安易な癒しを求めてペットを求めるのではなく、きちんと自分の死後も責任を持つことを考えて、ペットを求めることが正しい姿といえるでしょう。

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