家族の賛同を得た臓器移植を考えることの重要性

平成9年から法律が整備された臓器移植。日本国内には病気のために臓器移植を待ち望む人が多くいて、そんな人たちを救おうと、臓器移植のドナーとなることを申し出る人は着実に増えてきています。

少しでも人の役に立ちたいとドナーとなる志は尊いもの。しかし、大切な家族の気持ちを置き去りにしていないでしょうか。「妻が臓器提供をしたいと言い出したんです。角膜なんかを提供したら顔つきが変わってしまうのではと心配です」千葉県四街道市の木村洋平さん(51)=仮名のような不安を抱える家族は少なくありません。

臓器提供をすることで、遺体が傷つくのではないか。臓器提供をすることで、通夜や葬儀の予定に支障が出るのではないか。まだまだ実施例の少ない臓器移植だからこそ、いざその時になって他人から知らされるのではなくて、生前に自分の意思を家族に話して理解を求め、了解を取っておくことが大切。

ちなみに、臓器提供をした場合には、摘出した際にできる傷口はきれいに縫合されるので、遺体が外見上損なわれという心配はなありません。眼球を提供した場合には、代わりに義眼をいれるので、家族は生前と代わりのない故人の姿を見送ることができます。

臓器提供は脳死、もしくは心臓停止が確認されてからの処置になりますが、摘出は数時間しかかからないので、通夜や葬儀にはほとんど影響は出ません。こういったことを事前に知らされていれば、家族も安心でしょう。

自分の意思をきちんと話しておくこと。どんな人でもこれが「終活」の中の要。もし自分の死後のことを家族に話すことをためらうのなら、エンディングノートに意思を書き残すのはどうでしょうか。自分の意思と、死後の手続きをきちんと書き残しておけば、家族は対処法に悩むことはなく、素直にあなたの意思に賛同し、最後の人助けをするあなたを尊敬して見送ってくれることでしょう。

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