「葬儀」は特別なモノではありません!

「葬儀」というと何かと特別視してしまいがちですが、ぜひとも自然体
で向きあいましょう。なぜなら、葬儀を執り行うということは、遺族に
とっては、『消費行動』にほかならないのです。しかも一度に数百万円
という一生に何度もないような高価な買い物をするということを肝に銘
じてもらいたいものです。

そう考えると拙速な選択や比較検討もしないような契約は考えられない
事だと冷静に判断できるでしょう。例えば、車を購入する場合、欲しい
タイプの車をイメージし、情報収集し、ディーラーに行き、パンフレッ
トを手に入れ、営業マンから話を聞き、車種やグレードを絞り込み、品
定めをします。見積もりを取ったりしながら、納得がいくまでさんざん
比較検討し、車種を決定したら、ようやく値引き交渉などが始まるもの。

しかし、車同様、多額の出費になるはずの葬儀に関しては、業者も選ば
ず、種類もグレードも選ばず、すべて業者の言いなりで、見積書も取ら
ないまま契約してしまうケースが多いのです。これは葬儀を出す側の責
任であり、業者が横暴になっていく原因の一つになっているように思え
て仕方ありません。

また、葬儀は人の最後を飾るセレモニーだから、それなりに高いのが当
たり前で、値引き交渉などもってのほか、他人様に知れたら家の恥にな
るといった、昔ながらの葬儀神話が根強く、悪徳業者を育てる一因にな
っています。体面を守り通すという日本人特有の文化と、日本人が最も
気にする「見栄」と「平均値」の心理を巧みに操り、葬儀業界は必要以
上に豪華な葬儀を仕組み、ぼろ儲けを狙っているのです。葬儀に対して
の意識を変え、特別視しないで向き合わなければなりません。

重要なことは、遺族が亡くなり気が動転していたとしても、購入する商
品が「葬儀」というめったに買わない特別なものであっても、「消費者
意識」を忘れてはいけないということです。それこそが、悪徳葬儀業者
から身を守るもっとも大切なことと言っても過言ではないでしょう。

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