最近よく看板を見るけど、サービス付高齢者住宅ってなに?

有料老人ホームは一般的に入居金が数百万円から数千万円、中には億単
位のお金が必要なところもあります。「うちはとてもそんなお金は出せ
ない」という家庭も多いと思います。

日本にある有料老人ホームは平成23年には六千件を超えており、とて
も多様です。有料老人ホームを専門に紹介・仲介している業者もありま
す。紹介・仲介はほとんどのところが無料。中には何回か有料老人ホー
ムを移り変われる経済的余裕をもった人もいますが、それだけの金銭的
負担ができる方は少ないと思います。

比較的利用料が安い介護保険施設は入所待ちが長く、かといって在宅生
活ができないという場合、第三の施設とも言われるものが登場しました。

それが「サービス付き高齢者向け住宅」です。この住宅は「高齢者の居
住の安定確保に関する法律」で定められた制度によって生まれました。
この法律は2011年に施行されたまだ新しいもの。

これ以前の高齢者向けの住宅は次の3種類でした。「高齢者円滑入居賃
貸住宅(高円賃)」、「高齢者専用賃貸住宅(高専賃)」、「高齢者向
け優良賃貸住宅(高優賃)」の3つ。2011年から、これら3類型の
高齢者向け住宅を新たに「サービス付き高齢者向け住宅」として一本化
されました。

一本化される前は行政への届け出義務がないことから、入居者の人権侵
害の懸念がありました。入居(所)施設は家族にとってはブラックボッ
クスです。介護サービスを本人は認知症であったり、世話を受けている
という負い目から、サービスの質の改善を訴えられない立場にいます。

そういった要介護高齢者が入居する前提の高齢者向け住宅を、制度の中
で一本化することで利用者保護を行おうというものです。

サービス付高齢者住宅には現在国からの補助が出ています。その代わり
に設備に対して一定の規定があり、指導や監査の対象にします、という
ものです。月々の費用は様々ですが、一般的な有料老人ホームよりも安
価なところが多いようです。

サービス付きという名が冠されていますが、これは「食事の提供」と
「安否確認」と考えていてください。その他の家事(買い物など)、身
体介護については外部の介護保険サービスを利用することになります。
サービス付き高齢者住宅については「高齢者住宅財団」のサイトにアク
セスすれば情報を得ることができます。

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