地域密着型特別養護老人ホームの特徴は「個室・小規模」

「地域密着型特別養護老人ホーム」という種類の介護施設があります。
なかなか聞きなれない言葉だと思われますが、これは2006年の地域
密着型サービスが創設されたものに伴い登場した、「とくよう」です。

小規模の特別養護老人ホームで、定員が30人以下となります(通常は
29人のところが多い)。そして特徴的なのは多床室が選択できないと
いうこと。というよりも、部屋は個室しかありません。現在は地域密着
型特養のほか、大規模特養でも新設する場合は全室個室でないと設立許
可が降りないことになっています。

従来型の特養の定員が50人から100人が普通なのに対し、30人以
下というのはかなり少数です。従来の大規模施設ではない施設を目指し
て作られた地域密着型特養ですが、これはユニット型介護の源流を受け
継いでいます。

ユニット型介護とは、10人程度の少人数の生活単位(ユニット)で入
居者に生活してもらい、また介護職員もできるだけ固定します。そうす
ることで、よりなじみの関係を作り、家庭的できめ細やかなケアを目指
そうというものです。

ユニットは個室が集まった独立した作りになっており、共有の食事スペ
ースや浴室が用意されています。部屋は全室個室ですので、プライバシ
ーを重要視する人には適した施設です。また面会にくる家族にも他の利
用者に気を使う必要がなく、ゆったり老人と過ごせる利点があります。

ただ、小規模のため人員配置を厚くする必要があり、普通の特養より費
用は高くつきます。室料、食費が自己負担なのは従来の特養と変わりま
せん。

その理由として、ユニット型は介護保険の単位数もより高く設定されて
いるため。そして全室個室ですので、室料が安い多床室を選ぶことはで
きません。そして一番気をつけなければいけないことに、「地域密着型」
と冠されている通り、同一市町村の居住者だけが入所できることになっ
ていることです。

そのため、たとえ気に入った施設があっても他市町村に居住している場
合、入居することができません。

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