ヘルパーとのトラブル その1 買物編

家庭にはそれぞれ独自の習慣や方法があります。そこにまったくの赤の
他人が入っていき、その習慣や方法を代行しようとするのですから、ト
ラブルが起きないほうが不思議とも言えます。

しかし、介護というデリケートな現場では、トラブルを起こすことなく
介護するもの、されるものの双方が気持ちよくいきたいものです。

トラブルにならないためには、利用者と介護職のお互いが、「このくら
いわかっているはず」という認識をいったん白紙にする必要があります。
ここでよくあるトラブルとその予防法を予習しておきましょう。

例えば買物。訪問介護の利用者が「買物代行」を使うことはよくありま
す。買ってきてもらうものを決め、それをヘルパーがお店で買ってくる
というサービス。これは「家事援助」になります。

ヘルパーと一緒に買物にいくこともできます。これは外出機会になり商
品を自分で選べるので良いと思いますが、介護保険はいろいろな要素が
からんできますから、一様にそうできるわけでもありません。本人の状
態に応じて決めればいいですが、ここでは家事援助、つまり依頼してヘ
ルパーに買ってきてもらう場合を想定しています。

この場合、特に金銭に関する問題が生じやすくなります。渡したお金と
お釣りが合わないというのはよく聞きます。これは最初はできるだけ家
族の方が関与して確認してください。遠方に住んでいて、そんなことが
できないという場合は、有料ですが社会福祉協議会がお金や預金通帳な
どを預かり、管理する事業を行っていますので、それを利用するという
手もあります。

買物用のポーチなどを用意し、入れるお金は決めておく。レシートをし
ばらくの間とっておくなどして、明朗なものにしておきましょう。訪問
介護事業所によっては、方針としてお金を預からないというところもあ
りますので、確認しておく必要があります。

慣れてくれば何ともないことなのですが、最初が少し大変です。面倒で
すが、細かくどこで何を買ってきて、もし買ってほしいものがなかった
場合はどうするかなどを伝えることです。本人の生活の様子をヘルパー
が把握していくことで徐々に負担は減っていきます。

また、買物についてヘルパーがしてはいけない、できないことは次のよ
うなことです。

近くに日用品を買うことができるお店があるにも関わらず、遠くのお店
に買物にいく。日用品とは関係ないものを買うなどです。

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