ヘルパーとのトラブル その2 洗濯編

若いホームヘルパーの中には、2層式の洗濯機を見たことがないという
人がいます。高齢者の家でも今ではほとんど一層式が大半ですが、たま
に二層式洗濯機を使っているお宅もあります。そんなお宅では最初にす
ることは、ヘルパーに洗濯機の使い方を教えることです。

また基本的にウールは洗濯機では洗いませんが、そのことを理解してい
ないホームヘルパーが洗濯機で洗ってしまい、苦情を受けたこともあり
ました。下着と他の衣類は分けて洗濯するお宅とか、洗濯ものは2回洗
濯機で回すというお宅もありました。ヘルパーにはなぜ2回も洗濯する
のかさっぱり理解できません。2回洗濯するので、それだけ時間がとら
れ、他に必要な掃除をする時間がなくなると、ヘルパーは考えていまし
たが、それは何十年と続けてきたその方の家庭の習慣なのです。

洗濯して干したものを取り込んで、どこにしまったらいいか分からない
こともあります。こちらもきちんとどこにしまうかを確認しておかない
と、お年寄りが探しまわることになります。とくに認知症の高齢者の場
合、かなりの物忘れがあったとしても、普段から行ってきた生活上の行
為はできる方が多いもの。そのため、下着をしまっている場所が違うと、
自分で着脱行為ができなくなるという場合もあります。

これらは、ホームヘルパーの介護職としてのレベルに問題があることも
あります。しかし、やはり他人から入れば家庭は未開のジャングルです。
どこに何があるかわかりませんし、遵守すべきルールもわかりません。

未開の部族に、自分たちの生活様式を教えるつもりでヘルパーにあたっ
てください。徐々に利用者やその家族とすり合わせを行いながら、お互
いが満足できるカタチを作っていくのだという認識をもっていていただ
きたいと思います。

洗濯でヘルパーがしてはいけない、できないことは次のようなことです。
家族と同居している場合、本人以外の洗濯とその後の洗濯干し。そこま
で区別するかと言いたくなるようなことですが、原則はそうなっていま
す。

ただ、事業者によって対応はまったく異なります。また、ヘルパーによ
っても対応が違ったりします。原則から考えれば違いがでることはNG
なのですが、そこは現場の裁量権にまかせるべきではないでしょうか。

関連記事

おすすめ記事

ページ上部へ戻る