ヘルパーとのトラブル その3 掃除編

掃除に関してもトラブル、苦情はよく聞く分野です。掃除道具にはさま
ざまなものがあります。ほうき、モップ、ぞうきん、バケツ、スポンジ
などで、それをどう使っているかは家庭によって違います。またそれが
どの場所にあり、どのようにしまうかも家によって違います。掃除のこ
ともご自分の家庭の方法を十分に伝えてください。そして大切なもので
他人に触られたくないものがあれば、一番最初に伝えておいください。

これは家事全般に言えることですが、本来家事は本人かもしくは家族が
行うものです。身よりなし、寝たきりの一人暮らしのお家ならヘルパー
がすべての家事をこなすことは立派な介護ですが、本人や家族が無理の
ない範囲でできる家事までヘルパーに頼むことはよくありません。利用
者側は「家事サービス」を買っているわけではなく、「介護サービス」
を買っているわけですから・・・。

掃除についてはヘルパーができない・やってはいけないことがたくさん
あり、また少し複雑です。大きな家具の移動や部屋の模様替え、家屋の
修理、庭の掃除、床のワックスかけ、家の外の窓の拭き掃除、障子のは
りかえ、植木の世話。細かく見ていけばいくほど、どれが良くてどれが
悪いのかは介護事業者にもよくわからなくなってきます。

本質的には介護保険制度で保障するのは「日常的に行う掃除」のこと。
普通に生活している人でも冷蔵庫の裏側の掃除(当然冷蔵庫を移動させ
る手間が発生します)などはたまにしかしないと思います。そういった
ものまで介護保険で行うことは許可されていないということです。

といっても、グレーゾーンが多いので、困っていて頼まれたら断れずに
行ったり、家族がいない老人の場合は、割と広範囲なことをヘルパーが
行っている場合もあります。しかし事業所の中には絶対に介護保険で決
められたこと以外はしていけないとヘルパーに指導しているところもあ
り、ケースバイケースです。

ただ一つ言えるのは、「まえ来てくれていたヘルパー(事業所)はこん
なこともしてくれたのに、今のヘルパー(事業所)は頼んでも何もして
くれない」というクレームは聞き入れられないということです。

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