エンディングノートを書いたらたまには自分で読み返しましょう

自分の「死」に備えることで安心できる老後を過ごそうという、終活という考え方が広まる中「エンディングノート」をつけようということが言われています。

エンディングノートは、遺言書とは違い法的な効力はありませんが、自分の考え方や死後のことについて書きつづっておくことで自分の人生を見つめるとともに、家族へのメッセージとするというもの。しかし、時にはそれがトラブルを生むこともあります。

例えば、父親の死後にエンディングノートに書かれていた意思を尊重し、質素な家族葬をしようとした男性は、葬式は親戚一同で盛大にあげるべきという古い考えの本家の主である伯父と、父親との意思との間で板挟みになりました。

現在では葬式に関しては様々な考え方がありますが、田舎の村社会ではそのような個人の意思を理解できず、むかしながらの方法に拘るという人はまだまだたくさんいます。残された家族に迷惑をかけないためにも、生前から親戚関係へも理解を求めておくことが大切。

エンディングノートを思いつくままに書いていたせいで矛盾が生まれ、そのせいで死後に子供たちが争うことになったというケースもあります。

父親の死後にエンディングノートをチェックした兄弟。あるページには家屋は長男、金銭は次男に残すと書いてあったのに、別のページには財産一切を長男に任せると書いてあり、結局法的に争うことになってしまいました。

遺産分配というのは、残された家族間での争いの原因になりやすいもの。ですから、遺産についてはあやふやな「希望」を残すのではなく、法的な効力を持つ遺言書に明確な形で書いておくのがいいでしょう。さもなくば、いっそ誤解を受けるようなことは何一つ書かずに、法律に依った分配に任せるほうがまだ争いも起きにくいはずです。

エンディングノートを書くのはいいとして、時には自分でも読み返し、矛盾がないか、残された家族を惑わすようなことを書いていないかを確認すべきではないでしょうか?

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