あなたが家族に伝えたいことは、家族が求めているものであってほしい

最近よく耳にするようになった「エンディングノート」

本屋も自分で書き込めるエンディングノートが置いてあるのを見かけますね。

自分の人生の終焉を迎えるにあたって、自分の人生を振り返りながら綴るエンディングノート。遺言書のような法的拘束力はないけれど、エンディングノートの良いところは、自分の思いや希望を自由に書き残し、時間を置いて思いが変わったら簡単に書き直すことができるという、気軽さにあるのでしょう。

でも、残された家族にとっては、エンディングノートはあなたと家族を繋ぐ、大事な絆にもなるのです。

千葉県流山市の荻上亮さん(52)=仮名は、「母の交友関係をほとんど把握していなかったのでどうしたものかと慌てたのですが、ノートを見つけ、そこに葬儀に呼んでほしい人のリストが記されていたんです」と、母親の死後、エンディングノートに助けられたと語っています。

円満な家族であっても、子供というのは親の交友関係をさほど気にかけているものではありません。訃報を知らせてほしい人のリストを本人が残していてくれれば、いざというときに慌てなくて済みますね。

人一人が亡くなるということは、とても大変なこと。葬儀だけではなく、年金などの手続きも必要ですし、財産分与の手続きなど、遺族は家族を亡くした悲しみの中で煩雑な手続きをしていかなくてはなりません。

死後の手続きに必要なことを書き残していってくれたら、家族は慣れない手続きに煩わされることなく、家族の死を悼み、ゆっくりと見送ることができるのではないでしょうか。

エンディングノートを書く時には、自分だけではなく、残される家族のことも考えつつ記録をしたいものです。例えば財産目録や契約関係は本人しかわからないものですので、必ず項目に入れておいて欲しい重要な項目。銀行などのパスワードなども重要ですが、秘匿性の高いものを書き残すのは危険な場合もありますので、安全面への配慮も必要でしょう。

自分の病歴や延命治療の考え方、葬儀の希望なども書き残しておくと家族も安心しますし、自分の意に沿った最後を迎えることができます。できれば自分が「終活」をしていることを家族に説明し、賛同をしてもらうといいのですが、エンディングノートはあなたと大事な家族を死後までつなぐものだということを忘れないでください。

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