いざという時に後悔をしないために、親と一緒に終活について考えてみませんか

「終活」や「エンディングノート」という言葉をご存じでしょうか。「終活」とは、人生の最期を迎えるにあたって行うべき活動のこと。「エンディングノート」とは、自分の人生や思い、死後の希望などをつづるノートのことです。最近これらの言葉が話題となり、実際に終活の準備をする人が増えています。特にエンディングノートを書き始めたという人は多く、今では書き方を解説する本が出版されるほどの人気ぶり。

誰もが、死を迎えるためには、終活から目を背けることはできません。今回はリサーチバンクが30~50代の親が存命している男女1,200名を対象に行ったアンケート「自身と親の終活に関する調査」の結果を紹介しながら、親と子供が一緒に終活をすることの必要性を解説していきたいと思います。

まず、親が就活をすることについて子ども世代はどう思っているのでしょうか。「親に終活をしてほしいか?」というアンケートでは、「万が一のためにしてほしい」、「まだ早いと思うがしてほしい」と、65%の人が親の終活を賛成しています。どちらかというと、女性のほうがその思いは強いようですね。

今は健康でも、いつかは終わりを迎えるときがある。子どもは常に、親を失う不安を抱えています。今回の結果のように、万が一のために、自分だけでなく親自身も準備をして、安心をしたい、というのが、子ども世代の本音なのではないでしょうか。

エンディングノートに関しては、半分以上の62%の人が、「万が一のために書いてほしい」か「まだ早いと思うがいずれ書いてほしい」と賛成をしています。これは、終活という意識が、シニア世代だけでなく、若い世代にも浸透している証拠でもあるでしょう。

親にエンディングノートに書いてほしい内容とは、どんなものなのでしょうか。こちらもアンケートで明らかとなっていますので、順を追って説明していきましょう。

3位・・・親戚、友人、知人リスト(51%)

訃報を送るために、生前の親の交友関係を知りたい子どもは多いようです。意外と、子供は親の交友関係を知らないものなのですね。訃報を誰に知らせてほしいのか一覧を作っておいてほしい、という希望が多く寄せられました。

3位・・・終末医療のこと(51%)

知人リストと同じ位関心が高かったのは、親の延命治療に対する考え方です。できるだけ希望通りに送ってあげたいという思いと、自分がどれだけの介護の負担を負わなくてはいけないのかという不安があるようですね。突然倒れてしまい、意思確認ができないと困るという回答も寄せられました。

2位・・・所有財産や負債に関すること(59%)

相続は子どもにとって重要な心配事です。親の銀行口座や支払い関係、インターネット口座のID・パスワードなどは、しっかり書き残しておいてほしい、という回答が大多数を占めています。

1位・・・葬儀や墓のこと(63%)

現代では様々な葬儀の形があります。葬式はしなくていいという親もいるでしょう。葬儀をするなら多くの知人に見送られたいのか、それとも家族葬が良いのか。人それぞれに、それぞれの葬儀があると言っても過言ではありません。お墓についても同じことが言えますから、万が一の時に慌てないために、あらかじめ親と意向を話し合っておきたいものですね。

エンディングノートはあくまでも思いをつづるものであり、遺言書のような法的拘束力はありません。「法的拘束力のある遺言書」に関するアンケートでは、年代や性別での差はほどんなく、50%の人が「用意しておいてほしい」と回答しています。「遺言書を残してほしい派」と「残さなくていい派」が、どの世代でも、男女にかかわらず綺麗に半々に分かれるという結果は、なかなかに面白いものですね。

これは、若い世代にもエンディングノートの重要性が認められている証拠でしょう。実際に、法的に支持される遺言書ではなく、エンディングノートのように、自由に思いや希望をつづったものを残してほしいと感じる子どもは多いのです。

今回のアンケートでは、「エンディングノートがあったおかげで、残された人たちが困らなくて済んだ」という回答も多く寄せられました。親が元気な時には、なかなか死について話をしにくいものですね。でも、親の死を悲しみ、葬儀や相続などの手続きをしていくのは、子ども、つまりあなた自身なのです。いざということが起こってから後悔をしないために、親との会話のなかでさりげなく、終活についてふれてみたり、エンディングノートを書くことを進めてみてはいかがでしょうか。

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