介護について兄弟の意見が分かれる「家族関係と介護」

親の介護をめぐって兄弟間で意見が分かれることはよくあることだと思
います。認知症の場合、直接に介護を担っている家族に対して現れる症
状と、たまに会いに来る家族に見せる状態は大きく違うことがあり、こ
のため、本人の現状に対する認識に差が生じ、介護に対する考え方で意
見が合わないこともあるでしょう。

また、親が認知症であることは分かっていても、それを認めたくない気
持ちがあり、主介護者との間で意見が分かれることもあります。

大切なことは、たとえ兄弟間で意見の違いがあったとしても本人の状態
が変わるわけではなく、介護において生じる問題について、主介護者は
対策をとらなければいけないということです。

親の介護について負担が大きく、担うことが困難な場合は、他の家族も
関係者として介護の場に巻き込んでいくことが必要でしょう。本人の現
状について共通の認識を持つことが重要です。

また家族だけでは問題が解決しない場合は第三者に話し合いの場に参加
してもらうことも考えましょう。ケアマネージャーや介護事業所の生活
相談員などです。

介護には様々な問題がつきまとうもので、期間も10年以上に及ぶこと
もあります。そのような状況で話し合いではどうしても解決しない事も
あるかと思います。そのような時、特に主介護者である家族は他の家族
と意見が合わなくても、いつか時が解決してくれるものであると考えて
ください。介護は日常的に接している主介護者にしか分からない部分と
いうのが多くあります。

介護は親子関係の最終段階であると同時に兄弟関係、家族関係において
も1つの節目となるものです。

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