相続対策でも一攫千金を狙える!?

みなさんは、株(ここでは、上場会社の株式)をやった事はありませんか?世の中には、家族に黙って株をやっている人がけっこう多く、遺産整理のときに株が発見される事も珍しくありません。

一般的には、女性は株が嫌い、男性は株が好き、という風に言われていて、奥さんにばれないよう、ご主人が黙って株をやっている、というのはよく聞く話。この株も、あなたが死んだときに家族に遺産として相続されれば相続財産となり、相続税を課せられる対象となってきます。

ご存じの通り、株は一日の中でも価値の変化がとても激しい財産。相続をする際に、こういった価値の変動が激しいものの評価額は、いったいどのようにして決められるのでしょう、気になるところです。

普通の財産の評価額は、すべて亡くなったその当日の評価額と定められています。ですから、その前日までに価値がぐんと上がってしまうと、支払う必要のある相続税も、同様にぐんと上がってしまいます。

しかし、株の評価だけは、例外的に次の4通りの評価額が認められてい
ています。

1.相続のあった日の終値

2.相続のあった月の終値の平均値

3.相続のあった月の前月の終値の平均値

4.相続のあった月の前々月の終値の平均値

つまり、最大で2ヶ月前までさかのぼって、この中で1番低い額を評価額にする事ができるのです。こうしておかなければ、株価が急上昇すると、それにあわせて相続税も急上昇してしまうため、相続対策が大変になるのです。

そして、株も他の財産同様、私たちが元気なうちに『贈与』する事が出来ます。『贈与』する場合にも相続税がかかりますが、その場合の評価額は、先の『相続』を『贈与』と読み替えたものと同じになり、2ヶ月前の平均までさかのぼる事ができます。

これを利用すれば、相続税を支払うときに、過去の評価額を使ってお得な贈与をすることができるのです。

たとえば、私たちの手元に2ヶ月前に100万円で買った株があったとしましょう。その株が今月に入って急な値上がりをし、価値が500万円になったとします。

実際に、2ヶ月で株が突然5倍になる、ということはあまりないかもしれませんが、このように、株価が急上昇した時が贈与のチャンスです。

今、手元の株式を贈与した場合、贈与税の評価額は、2ヶ月前の100万円のままで計算できるのです。500万円の額面の贈与なのにも関わらず、計算上は、100万円の株を贈与した、という扱いができるのです。

しかもこの場合、「110万円以下の財産の贈与」ということになりますので、贈与税が一切かかりません。ずっと後になって、遺産整理の時に500万円の状態で見つかるよりも、遥かにお得なのです。

家族に黙って株で儲けていたならば、このように、値上がりしたタイミングで贈与をすると節税になる、ということを、ぜひ頭に入れておいてください。

株もへそくりと同様、最後はきちんと家族に伝えてあげましょう。

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