外出すると家に戻れない、家に帰りたいと訴える「見当識障害と黄昏せん妄」

外出先から家に戻れない、あるいは今自分のいる場所がよくわからない、
などは認知症の中核症状である見当識障害です。またこれは夕方過ぎに
起こるので「黄昏せん妄」あるいは「黄昏症候群」と呼ばれていますが
夕方になるとソワソワと落ち着きがなくなり「家に帰る」や「買い物に
行く」あるいは「誰かを迎えに行かなくては行けない」などと訴えるこ
とがあります。

いずれの場合も徘徊とつながると危険をともないますので、注意が必要
です。徘徊をする場合、一番よいのは本人が気の済むまで徘徊に付き合
うことです。外出を禁止したり、外に出たいという訴えを否定するのは
よくありません。できれば介護者が外出に付き合ってあげてください。

また、徘徊は決まった道順を歩いて帰ってくるようなパターン化したも
のになる場合も多いので、まずは本人の訴えを許容してあげてください。

しかし、1回の徘徊で何キロも歩かれる方もいるため、介護者の負担が
非常に重くなることもあり、すべての場合において付き合えるものでは
ないかもしれません。

大切なのは本人の意志を尊重し、許容する態度を示すことです。自分は
拘束されてはいない、自由な意志を許されていると感じ取れれば安心す
ることができます。

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