外出をしなくなる、落ち込んでいる「抑うつ状態と認知症」

外出に誘っても嫌がったり、毎日落ち込んでいるように見える高齢者は
多いと思います。これは抑うつ状態にあるか、認知症の初期かも知れま
せん。

まず、高齢者は抑うつ状態におちいりやすいことを認識してください。
だんだんと体力は低下していき、朝に起き上がるのが辛くなってきたり、
親しかった友人は次第に減っていき、自分の人生も長くないことを嫌で
も実感します。

また、持っているものを落としてしまうようになったり、転倒したり、
あるいは失禁してしまうこともあるでしょう。人として根底にあるプラ
イドがだんだんと失われていくのです。

これだけの原因があれば、「明るく元気に」と言う方が残酷かもしれま
せん。家族からの応援の言葉さえストレスに感じることもあるでしょう。

高齢者に限ったことではありませんが、抑うつ状態にある人に「がんば
って」は逆効果で、かえってしんどくなるもの。つらい気持ちに共感す
る姿勢が大切です。気楽にやっていこうと考えてください。

また、それまで楽しんでやっていたことをやらなくなったり、一日中ボ
ーっと過ごしている。あるいは家族からの呼びかけに対して反応が鈍く
なるなどの状態は、うつ病や認知症の初期に見られるものです。

うつ病と認知症の初期症状は似ているので、素人である家族には分かり
ません。いずれにせよ心療内科や精神科などの医療機関を受診すること
をおすすめします。

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