食欲がない「口腔内の異常と認知症、精神疾患」

高齢になって食事をあまりとらない、食欲がないように見える場合に、
まず考えられるのは口腔内の異常です。中でも一番は歯に原因があるこ
とが多いようです。入れ歯が合っていない場合など、痛みがあると、噛
むことが苦痛になり、食欲も減退します。

また、舌の状態も重要で、白苔(ハクタイ)と言って、舌に付着する白
いコケのようなものがあると味を感じにくく、食事も美味しくはありま
せん。まずは口腔内に異常が無いかどうか調べる必要があるでしょう。

認知症が進むことにより食事がとれない場合もあります。これは目の前
にある食事がそれを食べ物であると理解できない状態です。

また、要介護状態にある高齢者の場合、食べさせてもらっているという
状態そのものが本人の自尊心を傷つけことになるり、食べる事に意欲が
なくなってしまうこともあります。精神的な原因といえるでしょう。

食事の形態が食欲を減退させている場合もあります。普通の食事をご自
身でとれるならばいいのですが、上に記したよう場合、ペースト状であ
ったり、細かいきざみの食事形態で、食欲を感じられないというい事も
考えられます。

食事に関する異常は現役世代の人たちにも現れるものであり、ストレス
が原因となり、過食、拒食などに陥ることはよくあることです。簡単に
ストレスと言いますが、その原因は様々であり特に高齢になれば日に日
に衰えていく自分、つまり身近に死を感じることがその原因となること
もあります。

このようなことから、高齢者にはうつ状態にある方が結構いらっしゃい
ます。ここには発見が遅れる要因がひとつあり、うつ状態の初期症状が
認知症などと似ているため、専門医療機関への受診がなされず的確な治
療がなされない場合があります。

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