相続対策を「自分一人の問題」にしていませんか?

あなたは相続対策を、自分一人の力で押し進めようとしていませんか?

親と子供の共同作業が、相続対策にはとても大切。

準備をする必要があるのは、財産を与える親ばかりではなく、財産を受け継ぐ子供も同じなのです。また、子供が相続対策のためにしようとしている事には、親も惜しみなく協力をしなければなりません。

そんなときに、子供に対して秘密を作ってしまうのは厳禁です。私たちが今持っている財産や借金を、すべて子供に伝えなければ、いくら相続対策を進めても意味がありません。

たとえば、二男の知らないところで長男に大きなお金を贈与していた場合などは、兄弟間のもめごとになってしまいます。

こっそり長男の名義の口座を作って、110万円以上もの大金を振り込んでおくなどすると、贈与にあたります。大した事がないような気もしますが、こうした贈与が相続の最中に見つかった場合には、二男は結構慌てるもの。

まだ贈与から三年も経っていない場合には、その贈与税を遺族全員が、相続税とおなじ割合で分担して負担することになるからです。お金を受け取った長男ならともかく、なにも受け取っていない二男まで、長男と同額の贈与税を負担する事になりますから、ちょっと待ってよ、と言いたくなります。

また、これはほとんどないでしょうが、家族の知らない養子や、隠し子など、法定相続人が他にもいた場合には、もっと大混乱が起きます。

これらの問題は、いざ相続するときになって起こってしまうと、また一から遺産配分をやりなおさなくてはならなくなってしまいます。その時には、すでにあなたはこの世にいない訳ですから、残された家族が自分たちだけで解決しなくてはならなくなります。

あなたが協力してくれているときの何倍も苦労することになるのです。これらの問題を解決しないまま節税対策をしても、結局はムダになってしまいます。

ですから、まずは子供のことを信じて、自分の財産、借金に関する事はすべて、包み隠さず話しておきましょう。その上で、お互いの協力を得ながら綿密な計画を立ててゆけば、他の対策もスムーズに進められるはずです。

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