少なくとも30代になったら相続への心構えを持ちましょう

相続を経験する年代は、普通50代が多いようです。ですが、自身が当事者となる相続の問題に関しては、その年代になる前から考えておく必要があります。

相続問題が拗れてしまう一番典型的なケースは、親御さんの認知症があります。親御さんが自身の財産管理ができなくなったり、自身の財産をどのように相続させたいのかわからないのが理由で、いざ相続となった場合に、配偶者やお子さんが頭を悩ませるということが実に多いのです。

少々極端なケースですが、親御さんが認知症になってしまったため、それが理由で遺言書が無効になったり、財産を少しでも多く貰いたい不謹慎な相続人のため、善良な他の相続人が著しく不利益を被るような遺言書が作られるケースが実際に起こっているのです。そして残念なことにこういったケースは少なくありません。

親の遺志を受け継ぐ、相続とは本来そういうものです。しかし親御さんが認知症になれば、その遺志自体が不明になってしまうのです。親御さん、つまり被相続人がどんな遺志をもち、どんな相続を希望しているのかは、被相続人が元気なうちに家族、つまり相続人に伝えて、両者でそれを共有するのが一番理想的です。そのように考えれば、相続に関して関心をもち、親御さんや他の家族と一緒に相続について話し合うのは、50代では明らかに遅いのです。

お子さんが親御さんの老いというのを感じ始めるのは、個人差がもちろんありますが、だいたい30代~40代ぐらいではないでしょうか。そこから考えれば、30代から相続に関する心構えを持っておくことは決して早過ぎることはありません。そういう年代から問題意識があれば後々苦労することがないのです。

実際、自分が思っていたのより早く相続人になってしまった方の多くが、相続に関する問題で何らかの困難に直面しているのです。その理由として、「まだ若い自分には、相続なんて関係ない」と考え、相続に関して何の知識も持たず、何の心構えを持たなかったからに他ならないのです。

親御さんがいる場合、相続は必ずやってきます。そしていつやってくるのかわからないのが、相続と言えるでしょう。

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