特別養護老人ホームは一番ポピュラーな施設。その実体とは?

介護保険パンフレットには「介護老人福祉施設」という名称が使用され
ていますが、これは俗にいう「特別養護老人ホーム」と同一のものです。
介護保険法で言えば「介護老人福祉施設」、老人福祉法では「特別養護
老人ホーム」。根拠となる法律が二つ存在することになったため、名称
が異なることになりました。介護職、ケアマネなどの間では昔から使わ
れてきた特別養護老人ホーム(通称で「とくよう」)という名称の方が
よく使用されています。

介護保険が始まる前は、老人福祉施設の主要な役割を果たしてきました。
それは今もほとんど変わっていません。社会福祉法人か都道府県などの
法人しか運営することはできません。非常に公的な性格を有した施設と
いえます。そのせいもあり費用は一番安く抑えられるといえるでしょう。

個室か多床室かで単位が変わりますので、介護サービスの自己負担金も
多少変わります。またユニット型というタイプになると、費用は上がる
と思っていてください。介護保険から外されているのは室料で、食費は
原則全額自己負担になります(収入に応じた軽減措置があります)。

室料はタイプによっていろいろですが、月額1万〜6万円。食費は4万
円程度とみておいたほうがよいでしょう。収入の多寡によってもっと安
くなることもありますので施設の相談員に相談してみてください。

要介護1以上の認定をもった人であれば、入所申し込みは誰でもできま
す。ただ、入所待ちが常態化していますので、すぐに順番はまわってき
ません。要介護度が高い人から優先的に入所させるように通知がでてい
ます。公的な性格をもった施設ですので、要介護度のほかに家族関係や
その他の要因なども勘案し、優先して入所する人を決めています。

現在ではほとんどの施設でターミナルケアに取り組んでいますが、中に
は対応していないところもあります。特別養護老人ホームは終の棲み家
と呼ばれているところです。別に一度入ったからといって家に復帰でき
ないわけではありませんが、特養の退所する理由の60%以上は本人が
亡くなったことによります。

ですから、どんなターミナルケアを行っているかということも念頭にお
いておいたほうがよいでしょう。

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