有料老人ホームでの集団生活を楽しくするルール作りの重要性

集団生活を楽しくするには、個人を尊重し、譲り合い、優しさ、思いやりの精
神をもつことです。好き嫌いの感情に振り回されることなく協調性をもって良
好な人間関係を築いていくことです。

わがままで自分勝手な人はどこにでもいます。そんな人たちとも仲良く共同生
活をしていかなければなりません。

有料老人ホームでは、入居者の生活環境を守る義務があり、一人一人の人間性
を尊重しながらも、揉め事は出来るだけオープンにしていくことが必要。

健康な人の多いところでは、押し付けられたルールではなくて、自治組織を設
けて入居者が自らのルールを作って運営することをしてもいいと思います。

集団生活をいきいきと楽しい雰囲気にしていかなければなりません。談話室は
あちらこちらにたくさん設けて、コミュニケーションをとり易くしていくこと
が必要。入居者のご家族がいつでも訪問して近況を話し合い談笑できる雰囲気
が理想的。

また、食堂は、間仕切りを多くしたり、細長く設けたり、L字形の突き合わせ
た部屋にしたり、複雑な形で見通しを遮るような形にして、落ち着ける雰囲気
を作ることが必要。

また、食堂の照明は間接照明にするのと対照的にホールの照明は明るくして、
場所によって強弱が付いていること。廊下は車椅子同士がすれ違いできるほど
に広く設けられているのがるのが理想的。

生活上のルールは複雑にすると守れなくなるので、入居者で決めた二~三のこ
とを大きく掲示して周知を図ることもいいことです。

「ホームだより」のようなミニ新聞を月一回程度の頻度で発行するのも集団生
活を楽しくするのに役立ちます。

また、ご家族にもミニ新聞を郵送すると、ホームでの生活ぶりを知らせること
ができて安心して頂けます。

また、入居者同士は各個室に訪問することはできるだけ避けて、談話室を活用
してもらうのが各人の生活環境を尊重することになります。各人のテリトリー
にズケズケと入り込まず、お節介なことはつつしむことが必要。

いくら仲良くなっても、長時間にわたって相手にまとわりつくのは迷惑です。

談話室では、新聞、雑誌を読んでる人、談笑している人、テレビを見ている人、
ホールでは折り紙などのサークル活動をする人、思い思いのやり方でくつろい
でいる雰囲気が理想です。

有料老人ホーム周辺の環境も重要です。一日中ホームにこもってばかりでは、
息苦しく気も滅入ってきます。周辺や所内に散歩できる自然環境があれば最適
です。あるいは近くに散歩できる公園があれば申し分ありません。爽やかな空
気の中、朝夕の散歩や軽い体操を日課にできると、体中の細胞が若返ってきま
す。

また、入居した最初の時や、ご家族が訪問する際に、菓子折などの贈答品や付
け届けは不要ですとあらかじめ宣言しているホームは信用できます。物をもら
うのが当たり前のホームでは、入居者間の変な競争になり、職員には物をもら
うのが当たり前の風潮が生まれてきます。

さらにはお金を包むことが普通になれば、いくら包んで、どんな時に、誰に渡
すのか、賄賂まで発展しても違和感を感じないことに成りかねません。

ホーム側は、襟を正してきっぱりお断りしますと最初から宣言すべきです。

また、入居者同士の物やお金の貸し借りも禁止すべき。仲良くなって気心が分
かってしまうと、気軽に物やお金の貸し借りをしてしまいがち。貸し借りを頻
繁に行ったり、分割でお金を返したりしようものなら、領収書のやり取りはな
いので、返したのかどうかさえ分からなくなってしまいます。

認知症になると必ずといっていいほどに、徘徊とともに、物やお金に関するト
ラブルは発生します。余計なトラブルを未然に防止するため、最低限のルール
作りも快適な生活をするためには必要です。

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