ケアプランの具体的なサービス内容について

ケアプランの具体的な内容を記してみます。

利用者の年齢は80歳。半年前に脳梗塞を発症してリハビリテーション
病院に入院していました。やっと退院できるようになりましたが、左側
の手足に重度の麻痺が残り、歩行は数歩程度しかできず、移動は車椅子。

食事は右手が使えるため自立、排泄は日中はトイレでズボンの上げ下ろ
しの一部介助が必要で、夜はときどきトイレに起きるため、病院ではポ
ータブルトイレを使用していました。

入浴は浴槽のまたぎができないので自宅では入れそうもありません。介
護度は要介護3。夫とは死別しており、息子家族と同居しています。家
族構成は仕事をもっている50歳の息子と専業主婦の48歳の嫁、そし
て20歳の大学生と17歳の高校生の男女の孫という構成。

このケースの場合に必要な介護サービスを列挙すると、次のようになり
ます。入浴については自宅のお風呂に入ることに本人と家族共々不安が
あったので、デイサービス(通所介護)を週3回利用することに。そこ
で入浴を行い、また自宅に閉じこもることを避ける目的をもたせました。

通院のときには車への乗り移りの介助が必要なので、月2回、介護タク
シーか訪問介護を利用することにしました。なお、院内の付き添いは介
護保険外になりますので、家族が付き添うか、保険外サービスとして別
料金になりますが、そのまま同じヘルパーに付き添ってもらうという方
法があります。

布団からの起き上がりは若い障害者なら可能ですが、本人は80歳と高
齢で困難なので、介護用ベッドを借りました。同時に室内用と外出用の
車椅子も福祉用具としてレンタルします。できるだけトイレで排泄を行
うために、介護保険の住宅改修でトイレの中に手すりを取り付け、立ち
上がりがしやすいようにもしました。

あとはポータブルトイレの購入です。ポータブルトイレは福祉用具の購
入として扱えます。福祉用具の購入は一年間で10万円(自己負担はそ
の1割の1万円まで)までが介護保険が使えます。購入費はいったん全
額負担し、区役所に申請して9割を還付してもらいます。

脳卒中の麻痺は症状が固定されたあとは治りません。以前と同じ生活と
いうわけにはいきませんが、お年寄り本人とその家族が一緒に暮らして
いけるよう今後もサービスの見直しをしていくと思われます。

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