介護保険ってどんな人が使えるの?

介護保険制度が使える人は、まず当然ですが保険料を納めている人です。
年金受給者は介護保険料が年金から天引きされています。これを「特別
徴収」といいます。なんらかの理由で保険料を自分で振り込む場合があ
り、これを「普通徴収」と言います。これを見逃す、あるいは無視して
いる人がときどきいます。

保険料を納めていないわけですから、いざ介護保険を利用しなければい
けないときには利用できないということになります。保険料滞納者には
ペナルティ(本来一割負担だが3割負担に引き上げられたり、利用でき
るサービスが制限される)が課されますので気をつけてください。

さて介護保険には年齢条件があります。基本は65歳以上です。65歳
以上で介護保険料を納めている人は、第一号被保険者と呼ばれており、
これらの人々は介護が必要になった理由は問われず、要介護認定を受け
た人なら誰でも介護保険サービスが利用できます。

40歳から64歳までの医療保険加入者は第二号被保険者と呼ばれます。
この年齢枠の人々は特定の疾病にかかり、介護が必要になった場合のみ
介護保険サービスが使えるようになっています。特定の疾病は16種類
ありますが、そのなかで代表的なものは脳卒中(脳梗塞、脳内出血など
の総称)やパーキンソン氏病などの神経難病、関節リュウマチ、若年性
認知症です。

第1号被保険者は65歳の一か月前になると、保険証が郵送されてきま
す。第2号被保険者は保険証がありませんので、介護認定を受けるとき
は役所の介護保険課か地域包括支援センターに行って、申請とその後の
手続きについて手伝ってもらってください。

さて、ここで問題です。60歳で変形性の膝関節症を患った人は介護保
険が使えるでしょうか?

特定疾病の中には「変形性膝関節症」が入っています。それなら利用で
きると考えた方は注意が必要です。実は片側の膝だけが変形している場
合は使えないのです。介護保険では「両側の膝に著しい変形をともなう
損傷」の人が対象となっています。片側だけでは適用にならないのです。

また、著しいかどうかは医師の診断次第、ということになります。

このように細かい規定が介護保険にはありますので、ケアマネージャー
などのプロでないと、どのような人が介護保険が使えるかを把握するこ
とは困難です。まずは介護の相談窓口に相談しに行ってみましょう。

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