認定区分の「要支援」と「要介護」の違いって?

介護認定は非常に特殊な面があります。極端に言うと、たとえ体にどれ
だけ重い病気や障害があっても、それは直接的に認定区分に関係しませ
ん。介護認定区分というのは、純粋な他人から介護を受ける量が多いか、
少ないかで決定されるのです。

例えば、心臓のペースメーカー手術を受けた人は、身体障害者等級で言
えば一級という一番重いランクになりますが、ペースメーカーを入れて
いても普通に生活している人はたくさんいます。そういった身辺のこと
が自立している人、誰の手も借りずに生活できている人には介護認定は
「自立」と判定されます。重い身体障害を持っていたとしても、介護を
受けている程度が軽い人は介護保険の認定区分では軽くなるのです。

認定区分は7段階に分かれています。最も軽いのが要支援1。その次が
要支援2になります。その次は要介護という区分に入り、1からはじま
り、もっとも重い要介護5が最高になります。認定区分に「自立」を加
え、全部で8段階と見る人もいます。まれですが、自立判定を受ける人
も存在します。

さて、要支援とはいったいどんな状態の人を指すのでしょうか。これは
「つねに介護が必要ではないけれど、要介護状態におちいらないために
生活の活性化が必要」、と判断された人のことです。

一方、要介護とは「なんらかの日常生活の基本動作についてつねに介助
が必要な人と判断された人」になります。

要支援、要介護では使えるサービスに違いがあります。要支援者の人は
サービス名の前に「介護予防」という名前がつきます。例えば要介護の
人が使うホームヘルパーの介護保険上の名称は「訪問介護」ですが、要
支援者の場合は「介護予防訪問介護」となります。

要支援認定者には一部使えない介護保険サービスがあります。要支援者
は施設入所サービスは利用できません。要介護認定者の中にも認定区分
が低い人は一部介護保険サービスの利用制限を受けます。

介護保険は2005年の改正で「介護が必要な人たちへのサービス」か
ら、「介護が必要にならないサービス(自立支援)」へと考え方が大き
く変えられました。要支援1、2という認定区分はそのときに作られま
した。

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