寝たきりにならないための環境を作る方法

家族が気をつけたいことに「寝たきりにさせない」、という気持ちを持
つということがあります。例えば病院から退院してきたばかりなんだか
ら、安静にしておいたほうが良い、とあまり動かさないと、高齢者の場
合は数日で自分で起き上がれなくなったりします。

ちょこちょこ動かれるほうが面倒だと感じるときもあるかもしれません
が、それは自分で動けているのだ、とポジティブに捉えてください。介
護生活を乗り切るにはこういった「無理やりポジティブシンキング」の
技を使うと有効です。

寝たきりの状態が続くと、老人の体力はすぐに落ちます。また機能も低
下します。骨がもろくなったり、心肺機能が落ちたり、やっかいな「床
ずれ」ができてしまう場合もあります。そうなると自分で立ち上がりが
できなくなったりと、介護が余計大変になります。

本人の意欲低下も大きな問題です。心身は相関していますから、体力が
ある程度保たれていれば自分で動こうとも思ってくれます。本人の意欲
のあるなしは、肉体面の低下以上に介護生活に影響を及ぼします。

そこで大切なのが、まず第一に環境を整えること。本人が自分の力で起
き上がりができる環境、もしくは本人の力だけでは起き上がれなくても、
介助者の負担を減らす環境を整えておくことです。ベッドや手すりを利
用することは大切ですが、正しい起き上がりの仕方を知らない老人、家
族がたくさんおられます。

また立ち上がりについてもほとんどの人はよく知りません。考えてみれ
ば不思議なことです。なぜなら、私達は介護が必要になるまでに何万回
も起き上がったり、立ち上がったりを繰り返してきたのですから・・・。

この起き上がり、立ち上がりについては、ほんのちょっとしたコツで本
人はもとより、介護者にかかる負担も違ってきますから、ぜひ知ってお
いていただきたい知識です。

きちんとしたケアマネ、介護職なら起き上がり、立ち上がりの仕方、介
助のコツについても教えてくれるはずです。ですから、介護生活に入っ
たら最初に聞いてみてください(逆に言えばこの質問は介護職としての
レベルを測る方法にもなります)。

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