日頃のトレーニングで寝たきりを防ごう

高齢者の寝たきり予防には、日頃から歩いたり自分で身の回りのことを
したり、極力、身体を動かすことが大事です。ただ、一度病気やけがを
患った場合は、理学療法士などプロの力を借りて、集中的にリハビリテ
ーションをしないと身体機能の回復は見込めません。

ある程度まで回復し、退院後に訪問リハビリテーションをどれだけ続け
るか否かは、本人や家族の意向次第であり、「100%、元通りになり
たい」という方もいれば、「自力でトイレができる程度まで」の方も様
々です。

一義的には、訪問リハビリとは、高齢者が歩行や身支度、食事や歯磨き
など、最低限の日常行動が出来るようになれば一区切りとされており、
それ以降は本人が同じ内容を繰り返す自主トレーニングにより運動機能
を維持、向上させていけるかが鍵です。なお、個人差はありますが、訪
問リハビリの実施期間は平均して3ヶ月程度とされています。

また、概して言えるのは、リハビリである程度、目に見える効果が表れ
ると、多くの高齢者が自ずと貪欲になり、よりステップアップを目指し
たがる傾向です。つまり、初めは自力でトイレができる程度までとして
いても、それをクリアーすると、さらに外出や階段の利用を目指して頑
張ろうとするのです。

こうなると訪問リハビリよりも、長期的な視野で地道に自主トレを続け
た方が効果的であり、かつ体力や筋力、関節の柔軟性など、回復した身
体機能の持続性が高いと言えます。反対にいえば、訪問リハビリを短期
集中で行っても、その後一週間、何もしなければ、得られた運動機能も
簡単に失ってしまうのです。

また、血行の悪さや床ずれなど、廃用症候群を患っていれば、自力で、
または家族など素人の手で動かせない機能を回復させることはとても難
しいので、訪問リハビリを用いて徐々に体を動かしていくことが必要で
す。

寝たきりを予防し、いつまでも自力で身の回りのことをできるようにす
るためには、リハビリという考え方よりも、日頃から体を動かし、運動
機能を維持するためのトレーニングを欠かさないことが大切で、さぼっ
てしまえば直ぐに機能が低下することを肝に銘じておくべきでしょう。

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